憲法行脚の会  


2006321


  小森陽一さん(九条の会事務局長)から、新しい呼びかけ人が加わる際に頂いたお祝いメッセージです


 沖縄での3万5千人の県民集会、鹿屋における9千人の集会、そして岩国の住民投票での9割近い基地拡張反対の声、今日本全国で多くの普通の人たちが、アメリカ軍の基地再編に反対する行動に立ち上がっています。自由民主党の「新憲法草案」の発表と、横須賀への原子力空母の配備の通告が同じ日であり、米軍基地再編の「中間合意」と連動していたことを考えあわせると、なんのために「9条2項」を削除し、「自衛軍」の「保持」を明記し、その「自衛軍」が「国際的に強調した活動」をすることを憲法に書き込もうとしているのかは明らかです。

 アメリカの言いなりになって、アメリカの世界戦略のための無法な戦争に協力加担し、場合によっては肩代わりするための憲法改悪であることはまちがいありません。

 全国を講演してまわっている私の印象では、草の根からの「本気」の運動が、確かに巻き起こりつつあります。様々な困難を乗り越えて、9条を中心にした憲法を自ら選び直し、日々活かしていく共同の運動の輪が広がっています。

 一人ひとりが自分の言葉で、憲法についてまわりの人たちに語っていく運動こそが、この国の主権者としての私達に求めれています。どうか、今日の集会が、この運動を大きく前へ進めるきっかけになることを心から願っています。ともに連帯して、改憲の動きを押し返していきましょう。

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